福岡んのロンドン暮らし

福岡人=Fukuokanな私のロンドン生活。2017年7月から海外育児生活も始まりました。

イギリスでの離乳食:Baby Led Weaning(BLW)

離乳食4ヶ月目に入りました。生後8ヶ月の娘はすでに3回食プラス一回間食で、毎日4食食べてます(汗)。お母さん、最近一日中キッチンにいる気がしますよ・・。

 

日英の離乳食文化の違いは以前のブログでご紹介したとおりですが、今回はもう少しBaby Led Weaning (BLW)と言われる、赤ちゃん主導の離乳食について。

fukuokaninlondon.hatenablog.com

 

Baby Led Weaning(BLW)とは

Baby-Led、つまりは赤ちゃんが主導の離乳食という意味で、従来のスプーンで親が食べさせる方法ではなく、赤ちゃんに食べ物を握らせて、自分で食べさせる方法です。

徹底してBLWで離乳食を進める場合、ピューレやすりつぶしたご飯は禁止。スプーンで食べさせてあげるのもだめ、なんですね。あくまで赤ちゃん主導なので、赤ちゃんが自力で食べるのが大事。頑張ってBLWしてるママたちのインスタは、こんなかんじ。

 

いろいろこうやってついであげて、赤ちゃんが自分で食べたいものから食べる、自分で選ぶ、順番を決める、というのも大事なんですね。はい。

そして、スプーンやフォークが必要な食べ物のときは、道具も最初から与えてみよう、ということになります。もちろん、こうなります↓↓(笑)ぐちゃぐちゃですね。

 

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また、BLWを勧める人たちの多くは、家族一緒に同じものを食べる、という点を大切にしているので、メニューもわりと大人が食べるものに近いです。みんなで一緒にパスタ、とかね。

最初から硬さのあるものをあげるのは、噛めないんじゃないか、喉に詰まるんじゃないかと心配はつきませんが、赤ちゃんは本能的に何が食べれて、どれくらい食べればいいかもわかるから大丈夫、という信念が根幹にあるようです。

もちろん、赤ちゃんですから食べない日もあるし、ちょっと難しくて食べれないものもあったりします。投げたり、潰したり、お口に殆ど入らない日もあるでしょう。スプーンなんてしばらく上手になんて使えません。なので、1歳までは食事も遊びで、栄養は母乳・ミルクから取る、とわりきってしまいましょう、とよく書いてあります。

 

BLWの利点・欠点

ここまで読んでおわかりだと思いますが、ちょっとハードル高すぎますよね。当初うちの子はスプーンも拒否だったので、BLW中心に離乳食を進めていましたが、やはりBLWだけでは無理でした。理由を列挙すると・・・

  • こんなに毎食きれいに盛り付けなんて無理。
  • 百歩譲って盛り付けは適当でも、いろいろ出しすぎると娘が大混乱した。ちょっとずつ出さないと遊んでしまった。
  • 食べ物の無駄が多すぎて、貧乏性のもったいない精神で私がイライラする。
  • スプーンなんて渡したら、掃除が大変すぎる。
  • 最近、お腹が空きすぎていて、ベビーチェアに座らせた瞬間「ごはん!ごはん!はよ何かくれ!!」状態で、BLWだけだと自分でもどかしくなってきた様子(苦笑)

そこで、我が家はBLWのいいとこ取りをして、ピューレとBLWの混合で離乳食を進めることにしました。

  • 赤ちゃんはピューレじゃなくても食べれる!の精神で、ある程度硬さのあるものを早くからあげてみる
  • 家族みんなで一緒に食べれるものは、一緒に食べる。別時間に食べる場合も、なるべく同じメニューを(薄味で)出す。
  • 毎食つかみ食いできるものも与える。
  • スプーンは私の気力があるときに使わせてみる

次回、実際にどんな食事を作っているかをご紹介したいと思います。