イギリスの冬と乳幼児の健康管理
前回の投稿からまた間が空いてしまいました(汗)なんだかんだでもう妊娠後期。寒さが一層こたえる今日このごろです。
イギリスでは毎年10月末頃に夏時間が終わり、一気に冬らしくなってきます。最近のロンドンは日の出は朝7時半、日の入りは4時頃!冬至の頃には3時半頃に日が沈んでしまうのです。衝撃。
忘れがちだけど、ロンドンも北海道より北に位置するわけで。雨の多い冬場は、本当に暗くなるのが早い、早い。2歳の娘が昼寝から起きる頃にはもう真っ暗!
そんな冬場を、小さい子どもと過ごすにあたって、気をつけておきたいことを紹介します。
1:ビタミンD摂取
イギリスの国民保険(NHS)によると、この国では10月から3月にかけては日光からだけでは十分なビタミンDが取れない、とされています。イギリスは雨が多くて、ジメジメして・・というイメージはまさに冬のロンドンで、いかんせん雨が多いのが冬場。その上、前述のとおり、日が出ている時間がそもそも短いのです。
そこで、実は5歳未満の乳幼児には、ビタミン剤の投与が推奨されています。ちなみに妊婦も。なので、こちらで妊娠していると生まれる前からビタミンDについては口酸っぱく助産師から言われるのですが、赴任してきた方などは知らない方も多いようですので、誰かの参考になれば。
地区によっては、妊婦・授乳中のママと5歳未満の子ども向けのビタミン剤は、特定の薬局で無料で配布されていたりします。こういうやつ↓
子供用はシロップ、ママ用はタブレットです。
まぁ、生まれてそんなすぐからビタミン剤投与ってどうなのよ、という意見もあると思うので、ご家庭の判断によると思いますが、気になる方は以下のリンクなども参考にされてください。
2:インフルエンザの予防接種
イギリス(少なくともイングランド)では、すべての予防接種は任意です。インフルエンザの予防接種は、10月末頃から、ワクチンが各医療機関に届き次第受けられます。
2歳以上の子どもが対象になりますが、基本的には経鼻スプレーのタイプです。鼻にスプレーなんて気持ち悪そうですが、うちの娘は案外ケロッとしていました。
この季節になるとあちこちに Flu Vaccine のポスターが街中で見られます。自分で医療機関に問い合わせないと、わざわざ連絡をしてくれることはほとんどありません。かかりつけのGPなどで予約してください。
3:外遊びは朝のうちに
3時過ぎには薄暗くなってきて、気温もぐっと下がってきてしまうこの時期は、公園で遊ぶのは午前中のうちに済ませておくのがベストです。とくにお昼寝する子の場合は、起きる頃には真っ暗なので。
とはいえ、ちょっと暗くなってからのお出かけは、またいつもと違った面白さがあるもの。クリスマス前は、夕方からライトアップされた通りやクリスマスマーケットへ足を運んでみるのも良いかもしれません。キラキラした街並みを見るだけでも、子どもたちはワクワクします。
また、雨も多いこの時期は、室内で思いっきり体を動かせるSoft Playや、運動系の習い事(Tumble Tots、体操、スイミングなど)を活用するのもおすすめです。