福岡んのロンドン暮らし

福岡人=Fukuokanな私のロンドン生活。2017年7月から海外育児生活も始まりました。

イギリスの冬と乳幼児の健康管理

前回の投稿からまた間が空いてしまいました(汗)なんだかんだでもう妊娠後期。寒さが一層こたえる今日このごろです。

 

イギリスでは毎年10月末頃に夏時間が終わり、一気に冬らしくなってきます。最近のロンドンは日の出は朝7時半、日の入りは4時頃!冬至の頃には3時半頃に日が沈んでしまうのです。衝撃。

忘れがちだけど、ロンドンも北海道より北に位置するわけで。雨の多い冬場は、本当に暗くなるのが早い、早い。2歳の娘が昼寝から起きる頃にはもう真っ暗!

 

そんな冬場を、小さい子どもと過ごすにあたって、気をつけておきたいことを紹介します。

 

1:ビタミンD摂取

イギリスの国民保険(NHS)によると、この国では10月から3月にかけては日光からだけでは十分なビタミンDが取れない、とされています。イギリスは雨が多くて、ジメジメして・・というイメージはまさに冬のロンドンで、いかんせん雨が多いのが冬場。その上、前述のとおり、日が出ている時間がそもそも短いのです。

 

そこで、実は5歳未満の乳幼児には、ビタミン剤の投与が推奨されています。ちなみに妊婦も。なので、こちらで妊娠していると生まれる前からビタミンDについては口酸っぱく助産師から言われるのですが、赴任してきた方などは知らない方も多いようですので、誰かの参考になれば。

 

地区によっては、妊婦・授乳中のママと5歳未満の子ども向けのビタミン剤は、特定の薬局で無料で配布されていたりします。こういうやつ↓

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子供用はシロップ、ママ用はタブレットです。

まぁ、生まれてそんなすぐからビタミン剤投与ってどうなのよ、という意見もあると思うので、ご家庭の判断によると思いますが、気になる方は以下のリンクなども参考にされてください。

www.nhs.uk

 

2:インフルエンザの予防接種

イギリス(少なくともイングランド)では、すべての予防接種は任意です。インフルエンザの予防接種は、10月末頃から、ワクチンが各医療機関に届き次第受けられます。

2歳以上の子どもが対象になりますが、基本的には経鼻スプレーのタイプです。鼻にスプレーなんて気持ち悪そうですが、うちの娘は案外ケロッとしていました。

この季節になるとあちこちに Flu Vaccine のポスターが街中で見られます。自分で医療機関に問い合わせないと、わざわざ連絡をしてくれることはほとんどありません。かかりつけのGPなどで予約してください。

 

3:外遊びは朝のうちに

3時過ぎには薄暗くなってきて、気温もぐっと下がってきてしまうこの時期は、公園で遊ぶのは午前中のうちに済ませておくのがベストです。とくにお昼寝する子の場合は、起きる頃には真っ暗なので。

とはいえ、ちょっと暗くなってからのお出かけは、またいつもと違った面白さがあるもの。クリスマス前は、夕方からライトアップされた通りやクリスマスマーケットへ足を運んでみるのも良いかもしれません。キラキラした街並みを見るだけでも、子どもたちはワクワクします。

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https://secretldn.com/christmas-markets-london/

また、雨も多いこの時期は、室内で思いっきり体を動かせるSoft Playや、運動系の習い事(Tumble Tots、体操、スイミングなど)を活用するのもおすすめです。

イギリスでの出産準備〜2人目〜

前回の投稿が3月末・・みなさまお久しぶりです。今回、こんなにも間が空いてしまった理由の一つは、二人目妊娠にともなうつわりでした!特に5〜6月は毎日がサバイバル。長女の保育園をちょうど週3から週2に減らしたタイミングでもあり、保育園行ってない日は本当に辛かった・・・。安定期に入り、ようやく諸々落ち着いてきたところです。

 

今回も出産は前回と同じロンドン市内の病院を予定しています。2回目ですからね、初回の検診では妊娠しているかの確認すらしなくても焦らないし少々出血してもあわてないし、20週検診が「最後のエコー検査ね」なんて言われてもへっちゃらです。というか、ブログ書いててよかった。他の誰が見てなかったとしても、自分で前回の記事を読み返して思い出すこともいろいろあって、自分が一番助かってます。

 

唯一驚いたのは、前回は待てども待てども産婦人科に登録できなかったのが、今回はウェブサイトにオンラインのフォームができていて、24時間以内にちゃんと通知が来たことくらいでしょうか。2年も経てば、イギリスのNHS(国民保険)といえども、電子化が進むのね。妊婦用のアプリもちょうど始まったところらしいです(が、助産師さんたちがまだ使いこなせていない・・・汗)

 

また、前回出産後うつ症状を発症した私は、要監視リストに入っているらしく、通常の経産婦よりも多めの検診を受けるようになっています。担当してくださる助産婦チームも小さく、より細かなサポートを受けられるようになっている・・・はず。この辺は、まぁ今後の検診で実際に様子を見てみたいと思っている。

 

妊婦生活後半戦、順調に進むことを願うばかりである。

 

イギリスでの出産前検査(マーカーテストやNIPT)

「今度、お腹の子どもにダウン症とかの遺伝子異常がないか調べる血液検査をするんだけど、費用が20万くらいかかるんだよね」

と、先日日本で妊娠した友だちから言われて、びっくりしてしまいました。に、20万?!どひゃー!!

 

「イギリスではどうしたの?」と言われて、思い出してみると、そういえば私も血液検査したわ。(そしてブログにも書いてたわ)

fukuokaninlondon.hatenablog.com

 

イギリスの国民保険サービス(NHS)では、母体血清マーカーテストとエコー検査を組み合わせた検査(Combined Test)を行っています。私が受けたのもこの2つの検査です。マーカーテストは血液の成分の濃度、母親の年齢、などをふまえて、染色体異常の確率を出す、というもの。

日本では、このような出産前検査をする際には何らかのカウンセリング(少なくとも医師と検査について詳しく話す、心構えをする)があるようですが、イギリスでは、少なくとも私が行った病院では、そんなものは全くなかったです。あるわけがないです(笑)

 

病院には、そもそもはじめてのエコー検査、という名目で行ったのです。ところが、病院につくやいなや、血液検査の趣旨をごく簡単に説明した A4 の紙を一枚渡され、合意するならサインしてね〜、と受付で言われただけ・・・。事前に書籍でこのような検査があること、それが意味することは夫婦で読んでいたからよかったものの、全く知らずに病院に行ったら、ちょ、ちょっと待ってくださいよ、と戸惑うこと間違いなしだ。

 

もちろん、この検査は任意です。必須ではありません。でも、これだけホイホイ、っと紙を渡されるだけな勢いだと、受けないといけないものだと勘違いして、そうとうの妊婦さんが検査受けてるんじゃないかな・・。

 

日本では1〜2万円ほどかかるマーカーテストですが、イギリスではこれは無料で受けられます。年齢制限もなしです。

 

さて、冒頭の友人が受けた20万円もする検査、というのは、ご存知のかたもいるように、NIPTと言われる新型の検査のことです。マーカーテストとNIPTの違いは、このあたりの記事がわかりやすいかもですね。

192abc.com

 

NIPTのほうは、まだイギリスも一般の病院(NHSの病院)では行われていませんが、プライベートの病院では受けることができます。

NIPT for Down syndrome | The NHS RAPID project

 

お値段は£400〜£900(日本円で6〜13万円)くらいらしいです。こちらのママ友が最近二人目を妊娠した際に、NIPTをやったと言っていました。彼女は持病の影響もあり、血液検査を早めにしないといけなかったので、ついでにやっちゃったわー、というかんじでした。(たしか保険もきいたんじゃなかったかな・・・)

 

費用の他に大きく違うのは、イギリスでは性別も教えてくれるということ。こちらの記事によると、

「出生前に性別を知ることによって、正当な理由のない中絶につながる可能性がある」などの理由から、現在の日本においては日本産婦人科学会の方針によって性別に関する診断は非公開となっています。

 とのことですので、お国柄がでてきますね・・。

 

また、日本では35歳以上でないとNIPTはできないようですが、こちらでは特に年齢制限があるような文言は見当たりませんでした。

 

日本では、自分で調べたり、聞いたりしない限り、ひょっとしたら出産前にこういう検査ができるということすら知らない人が多いんじゃないかな、という印象を受けました。逆に、イギリスでは、一般の仕組みの中に少なくともマーカーテストは組み込まれているので、良くも悪くも、検査自体は身近になっているようですね。

我が家のゆるいバイリンガル育児

娘が一歳半を過ぎ、ずいぶんおしゃべりが上手になってきました。が、口から出てくるのはほぼ英語!それにつられて私も英語で返事しちゃったりして、「あ、しまった(汗)」と思う毎日です。

私と旦那(オーストラリア人)はもともと日本に2年ほど一緒に住んでいたものの、その間彼はほぼ全く日本語を習得しませんでした(爆)。会社で無料の日本語教室もあっていたのに、一度も行かず。バイリンガルな会社だったし、住んでいるのも東京だったし、英語で事足りたのです。

そんなこんなで、我が家の会話は基本英語。

保育園もロンドンのど真ん中で、もちろん英語。

日本語は基本的に私と、私の実家とのビデオ会話、それに時々お邪魔する日本人のプレイグループで耳にするくらい。

そしたら、そりゃね、子どもの口からはほぼ英語しか出ないですよ。

わかっています、本気で娘を完璧なバイリンガルにしたかったら、私は徹底して日本語のみを彼女に話したほうがよいと言われると。日本語で話さなかったら返事しない、くらいの勢いじゃないと、ということも。

でも、かわいいじゃないですか、ちょっとおしゃべりできるこの頃って。今までなんで泣いてるのか、こちらが察してあげないといけなかったのに、最近は英語でならちょっと説明できちゃったりするわけですよ。この意思の疎通が取れるって、本当に親としては嬉しくて。本人も自分で言ったことに大人が反応すると嬉しくて。だったら、この英語のおしゃべり力も伸ばしてあげたい。

それに、我が家は家族みんなでの会話を大切にしたいと思っているんです。議論するのも好きだし、隠し事なくなんでも話せる家族にしたいなと。

そんなときに、ママには日本語で言わなきゃ・・でも日本語でなんて言うかわからないから言わない・・とかってなってほしくない。

だから、いいかな、って。

これからイギリス、オーストラリア、要は英語圏の国々で暮らしていくであろう彼女に、日本語を強要してもしょうがない。

日本語や日本の文化は、自分のアイデンティティの一部として触れていてほしいけど、流暢じゃなくてもいい。もちろん、私の両親(娘の祖父母)と会話が成立してくれるとベストだし、興味があれば伸ばしてあげたい語学力だけど、無理に押し付けない。

なので、基本は
・二人でいるときは引き続き日本語をメインにお話しする
・日本語の本やうたにも定期的に触れさせる
・日本語のプレイグループにも定期的(できれば週一回)に行く

というゆるい方針で、しばらく続けていこうと思います。

海外でバイリンガル育児をされているみなさん、経験談などコメントWelcomeです!

食洗機のある生活

先月末から、我が家はリフォームの工事が始まった。キッチンは使えないし、ホコリもすごいし、ということで、3ヶ月ほど引っ越すことになった。ありがたいことに、歩いて3分のAirbnbが子連れ&猫連れ OK ということで、しばらくの仮住まい生活が始まった。いつもの家よりは狭いし、触っちゃいけないものもたくさんあるしで、子供も猫も、そして大人も新しい環境に慣れつつあるところである。

 

キッチンも今までの家より狭く、調理器具も慣れ親しんだものとは違う。スペースも限られているので、どうしてもないと困るものだけ厳選して家から持ち込んでいる。そんなAirbnbのキッチンだが、電化製品類はリフォーム前の我が家よりは、かなりレベルアップしている。狭いくせに、食洗機がついているあたりもそうだ。

 

これまで、食洗機なんて無縁な生活をしていた。実家には食洗機があったが、これが可動しているのはほんの数回しか見たことがない。当時の食洗機の性能がまだまだだったせいか、食洗機がいっぱいになるまで待つ余裕がなかったのか、はたまた当時の「皿は手で洗え」という無言のプレッシャーのせいなのか。理由はよくわからないが、母は頑なに手で皿を洗っていた。食洗機は、その皿を乾かすカゴとして普段は使用されるのみだった。

 

唯一私が食洗機のある生活を送ったのは、高校時代にアメリカにホームステイしていたときだ。ホストパパが「お皿洗いは僕の仕事なんだよ」と、ルンルンしながら皿を食洗機に入れていく姿が印象的だった。そもそも我が家の父親は家事なんて全くしない人だったから、キッチンにパパが立ってること自体が衝撃だった。でも、「皿・・・洗ってないじゃんw」とツッコみたいのに、自信満々に「僕は皿洗いをしている」なんて言われてしまうところが、なんてアメリカンなんだと思ったものだった。

 

その後、東京のアパートにも、イギリスの家々でも、皿は手で洗う生活をしていた。我が家の旦那も皿洗いは自分の仕事だと自負しているところがあり、毎晩夕飯後の片付けをピカピカにしてくれていた。

 

そんなだから、キッチンのリフォームを決めた際も、なんとなく食洗機をつける選択をしたものの、これは後に家を売却する際のいい条件になるように、という考えからだった。「私たちは手で洗っても全然問題ないけどね」、なんて余裕をかましていた。

 

ところが、このAirbnbに来てから実際に食洗機を使い始めて、我々の食洗機に対する印象はあっという間に覆されたのだった。一番の違いは、私も夫も、娘と過ごす時間がより一層増えたということだ。最近の食洗機は洗浄力も素晴らしく、フライパンだって、オーブンで焼いたあとのトレイだって、洗い残しなくちゃんと洗えているではないか。今まで、焦げたお鍋を水に浸して、一生懸命こすって洗って・・としていた時間はなんだったのか!ヌメヌメの油落としに費やした時間はなんだったのか!平日、娘と少しでも時間を過ごしたく、必死に早めに帰宅する旦那が、皿洗いに費やした時間はなんだったのか!少々虚しくなってくるが、過ぎた日はもう戻ってこない。

 

ありがたく食洗機を使わせてもらうようになってから、調子の良い日は、旦那も平日30分以上一緒に遊べるようになった。

 

以前、主夫の日々さんのブログで「食洗機を買うな発言は、川で洗濯してこいと言っているのと同じだ」という発言が一生に残っていた。

www.kawauchisyun.com

今ならわかる、この気持ち。今までちまちま手で皿を洗っていた時間が、マジで惜しい。

現代の食洗機の威力はすごい。機械がやれる仕事は、機械にやらせていいと思う、ホント。家事でセーブできる時間は、人生の中のもっと大切なことに使えればと思う。

 

イギリスのEU離脱まで一ヶ月を切ったのだが

イギリスのEU(欧州連合)離脱予定日、3月29日が本当に目の前に迫ってきた。

 

が!

 

あいかわらず連日全く予想のつかない日々が続いています。毎週、いや、毎日のように政治情勢が変化し、名だたる政治記者のみなさんもなかなか先の予想ができずにいるようだ。

 

イギリスにいてもついていけないほど展開の早いBrexit事情だが、現段階の話をざっくりまとめるとこんなかんじ。

今何でもめているのか

メイ首相とEU代表とで取り決めたWithdrawal Agreement(離脱合意書)について、大きな議論がなされている。離脱合意書とはいえ、実はこの文書が取り決めているのは、正式に離脱する前のTransition Periodといわれる移行期間(2019年3月30日から2020年12月末まで)の話。本格的にEUを離脱する際の話は、まだ始まってすらいないのに、このもめ様、という衝撃。

 

この文書の中で特に問題になっているのが、アイルランドと、北アイルランドの国境問題。これはまた別のブログで書きたい深い内容だが、要はここに壁を作ってしまうと、北アイルランドもアイルランドに属するべきだとする人たちが、カンカンに怒ってしまうわけだ。では、イングランドの島の方でなにかしら税関チェックなどを設置するとなると、今度は北アイルランドだけ別の国扱いになってしまってけしからん、という人達もいるわけで。下手するとまた90年台のような内覧が勃発しかねない、やっかいな問題。いやはや、ブレクジット(Brexit)言い始めたときに、誰も考えんかったんかい!?と呆れる次第である。

 

ちなみに、約600ページにわたる離脱合意書は、オンラインで誰でも読むことができる。

www.gov.uk

 

3月12日に注目

離脱合意書にイギリス国会が承諾する、というのが離脱前の大きなステップだ。しかし、12月のクリスマス前にメイ首相が試みた投票では、「歴史的な大敗」と言われるほどの大差で与党を含む大多数の議員が大反対してしまった。

 

離脱合意書をEU側と修正して、再度イギリス国会に是非を問う、として年明けから首相は頑張っているようだが、特に大きな修正は今の所なされていない。再度国会に合意書を提出する日もズルズルと延期され続けているが、もうあまり日にちも残されていない。

 

現段階では次の投票は3月12日に行われる予定となっている。正直現段階では、ここで合意書が通るとは誰も思っていない。12日に合意書が国会を通らなかった場合、13日に「合意なき離脱」をするか否かの投票が行われる。これが通ってしまうと、29日をもって、移行期間もなしにイギリスはEUを飛び出すことになる。

願わくば、国会議員の先生方は正気を保って、「合意なき離脱」に反対票を投じ、14日「EU離脱を延期するか否か」の投票に持ち込んでほしいところである。

 

ホワイトデーまでには、ようやく何かしら先の見通しがたっている状態になりそうだ。

 

「合意なき離脱(No Deal)」は本当にあり得るのか

合意なき離脱のリスクはあまりにも高いように思われるし、実際政府が発表した調査書もそう断言している。例えば、イギリスは食料の30%以上をEUから輸入しており、3月半ばで合意なき離脱なんかが決まってしまっても、飲食業界は対応できず、スーパーの食料も品不足になる可能性が高い。医薬品もしかりだ。

www.bbc.co.uk

 

かなり基本的な生活に支障が出ると思われる中、「合意なき離脱」なんてさっさと論外にしてしまえばいいのに、と思うのだが、そうはいかないのがこのブレクジット問題の複雑さを象徴しているようにも思われる。「合意なき離脱」は決してベストな選択肢ではないが、それでも支持される理由として、次のようなものがある:

 

  • 離脱を延期すると、ずるずると永遠に延期され続けてしまい、結局EU離脱しないということになりかねないから、合意がなくてもこの3月にEUと手を切りたい。
  • とにかくメイ首相の取り決めた離脱合意書に納得できず、そんな合意無しで離脱したほうがマシ。
  • 「合意なき離脱」は危険だ、リスクが高いというのは、エリートの作ったでまかせだ。

また、首相が合意なき離脱を否定できないのも、与党内にこのような理由で合意なき離脱を支持するBrexiter(離脱派)がおり、場合によっては彼らの離党により、党が崩壊する恐れがあるため、だと言われている。

現に、2月27日に、スコットランド国民党が「合意なき離脱」はなんとしても避けるべきか否か、という投票を国会に提出したが、288対324票で否決された。これは、スコットランド国民党を毛嫌いする人たちが否決したという分も少しはあるのだし、3月13日という土壇場では賛成する議員も増えるとは言われているが、なかなか安心できない数字である。

 

願わくば

先日与党に嫌気が差して、独立グループ(The Independent Group)に仲間入りしたアナ・ソブリー(Anna Soubry)議員がよく言うのだが、首相を始め多くの議員が、国民ではなく自分の政党を第一に考えて投票をしているように思う。これは、政治の醜い現実なのだが、そろそろそんな政治劇をやっている場合ではないと国民の多くは感じているのではないだろうか。個人的には、No Dealは是が非でも避けてほしいと思うのだが。

 

 

人間関係の9か条

子どもがいて、仕事を始めるとブログを書く暇を見つけるのが大変で、全く更新できずにいました・・・汗

 

先日片付けをしていたら懐かしい物が出てきたので覚書に。

 

高校の交換留学前、オリエンテーションで習った「人間関係の9か条」。どこからの引用なのかは不明なのですが、当時、「留学中、ホストファミリーをはじめ、現地の学校の友達などと新しい人間関係を築く際に、心に留めておいてほしい」と叩き込まれたものです。

 

人間関係の9か条

1)批評、非難、不平を言わぬこと

2)誠実で、心から感謝をすること

3)相手にやる気を起こさせること

4)相手に誠実な関心を寄せること

5)笑顔で接すること

6)名前とは、当人に最も快い響きを持つものであるということを理解すること

7)聞き手に回ること

8)相手が関心を持っていることを見抜いて話題にすること

9)相手に重要感を与えること

 

留学前の研修中、「毎月1人、ターゲットとなる「相手」を決めて、この中から1つか2つのことを試してみること」という宿題が毎月出されたものでした。我々、当時高校1年生〜2年生。思春期真っ只中なので、親との関係もぎくしゃくしていた頃。なので、ターゲットとなるのはときに親だったりもしました。「今月はお母さんに『②誠実で、心から感謝をすること』を実践します。」と宣言して、親に恥ずかしながら「ありがとう」と声に出して伝える・・。16,17歳の頃はなかなかできてなかったことでした。でも、1ヶ月続けてみると、わりと人間関係が良い方向に転ぶものです。

 

今読み返してみると、この歳になっても使える要素ばかりですね。