ロンドンでの出産準備 出血(膣部びらん)編
妊娠中に出血?!と聞くと、なんだか赤ちゃんにものすごい問題があるんじゃないかと不安になりますよね。私も、妊娠中期に入ってから、時々生理の始まりのような出血があり、先日病院に行ってきたので、参考までにシェアします。
妊娠初期にも似た症状があったので(詳しくは以前のブログを↓)、正直またかよ、、というかんじですが。
fukuokaninlondon.hatenablog.com
今回の症状は
- トイレに行ったときにうっすらと「あれ、血かな・・?」くらいの微量の出血から始まり、
- 数滴分くらいおりものシートに血がついたり
- 最終的にはポタポタっと小さじ1杯分くらいトイレで出血
というわけで、これはヤバイと、会社を早退して病院へ。
病院では相変わらずそうとう待たされましたが、
- 血圧・心拍・体温測定
- 胎児の鼓動確認
- 助産師さんによる検査
- 胎児の鼓動再確認
といった流れで検査がありました。エコーは無しです。前回ブログにも書きましたが、イギリスではエコーは基本的に2回のみ。少々の出血くらいじゃ追加のエコーはないです。妊娠中期〜後期は主に胎児の心拍数で診断が行われます。
結果、celvic ectropionという診断でした。最近までcelvic erosionとも言われていた症状ですが、日本語では「子宮膣部びらん」となります。
妊娠などでホルモンバランスが乱れた際、通常子宮頸部の内側にあるはずの細胞(皮)が、膣内に出てきてしまっている状態なんだそう。(英語のectropion は外反という意味。)で、この細胞がけっこう出血しやすい、と。詳しくはこのあたりの産婦人科の記事がわかりやすいです↓
https://www.shimodaira-ladies.com/gynecology/biran
「性交後はもちろん、便秘のときとか、トイレを我慢したとき、重い荷物を持ったときや、運動後なんかも出血してしまうことがあるわね。全く理由もなく出血することもあるし・・わかんないわね!」と開き直った助産師さん・・。でも確かに言われてみると、便秘気味のときの出血というのは心当たりが・・。
ちなみに、ほとんどの人は妊娠後自然と治るそうです。
「妊娠中たぶんまた出血があると思うし、ほとんどの出血はたぶんこれのせいだけど、万が一別の理由だといけないからね。今度また出血したら病院にいらっしゃい。出産までよく会うことになるかもねー。」と診断は締めくくられました。しばらく病院通いになりそうですが、自己判断じゃわからないから、仕方ないですね。
と、言っている側から、コレを書いている途中で、私は結局また出血してしまったため、再度病院へ。今回はびらん部に硝酸銀(silver nitrate)を塗布してもらいました。しばらくこれで止まるといいのですが。この処置は麻酔などもいらず、数分で終わるので、出血が頻繁な場合などはよく行われる処置のようです。
今回の学び:
妊娠中に出血があった場合、
- まずは落ち着きましょう。血だ!と思うとパニックになりがちです。
- どれくらいの量なのか(小さじ一杯より多いのか、数滴なのかなど)、どんな色なのか(茶褐色、ピンクなど)を病院で伝えられるようにしましょう。
- 自己判断しないで、病院や助産師の指示を受けましょう。
あまり防ぎようもないのですが、とりあえずは便秘解消のためヤクルトを飲み始めました(笑)。イギリスでも売っているのを最近知ったので!(葉酸取れるように妊娠初期に見つけたかった・・・(;´д`)トホホ…)
こちらでは「古代日本から伝わる魔法の飲み物・・ではなくて、科学に基づいた飲み物!」として売り出しています。いずれにしろ、おかげで今のところ体調はかなり良いです(´∀`*)♪
妊婦の皆さんで似た症状の皆さま、どうぞお大事に!