福岡んのロンドン暮らし

福岡人=Fukuokanな私のロンドン生活。2017年7月から海外育児生活も始まりました。

イギリスで離乳食を始めてみた

離乳食が始まると、一日が過ぎるのが早いですね(汗)。睡眠パターンも変わったりして、なかなかブログを書く時間も気力もない今日このごろ。

離乳食もまた、日英の文化の差の出る育児タスクの一つです。これまで気付いた日英の違いを紹介します。

初めての食べ物は?

日本だとまずは10倍がゆからというのが定番だと思います。

昨年末に近所のChildren's Centreで病院から派遣された栄養士による「離乳食入門」コースがあったので、参加してきました。そこで言われた最初にオススメの食べ物は・・・「いも」でした!さすが、イギリス(笑)

じゃがいも、もしくはさつまいもをピューレにしたものから始めましょうということでした。イモ類はアレルギーを起こす可能性も低いから、というのと、イギリスで売っているベビー用ライスは糖分もかなり含むので避けましょう、とのこと(注:パッケージを見る限りでは、そうでもなさそうですけどね)。

私の母などは、果汁から始めたようですが、コースでは甘い果物から始めるのはもってのほか!と指導をされました。

炊飯器のない我が家は日本のような白米をそもそもあまり炊かないので、結局さつまいもからはじめました。

展開は早い

日本だと3回食になるのは9ヶ月くらいまで待つのが一般的かと思います。それまでも10倍がゆから7倍がゆにして、野菜も少し食べさせて、タンパク質も徐々に増やして・・・とかなり段階を踏みます。

イギリスだと最初の「いも」からのステップアップが早い、早い。6ヶ月すぎたら、「ほとんどなんでも食べさせてOK」というスタンスなので、食べやすい硬さと大きさにさえなっていれば、肉も魚も、チーズもパンも、何でもありなかんじです。(注:もちろん、アレルギーの可能性もあるので、そのへんは慎重に。)

そして、7ヶ月目には3回食のリズムを作るように指導されます。ひぃ。ようやく朝・晩の離乳食が回るようになってきたのに、あと数週間でもう一食導入かと思うと、ちょっと不安になります。

No Sugar、No Salt

ノンシュガー、ノンソルト。つまりは砂糖も塩もなし!保育園でも給食はNo sugar, no salt です!と謳っているところは多いようですので、1歳すぎても塩分全くなしで育てるのは普通みたいです。

日本だと、一定の年齢をすぎると、どうしても味付けにお醤油が少し入ったりしますし、塩分に関してはもう少しゆるい気がします。(だから日本人はバリウム検査しないといけないんだと、旦那は言う・・・)

 

赤ちゃんが主導・Baby Led Weaning(BLW)

これは離乳食コースで奨励されたわけではないのですが、Baby Led Weaning というのはこちらではとても人気のある離乳食のススメ方です。

Baby-Led、つまりは赤ちゃんが主導の離乳食という意味で、従来のスプーンで親が食べさせる方法ではなく、赤ちゃんに食べ物を握らせて、自分で食べさせる方法です。これについてはまた詳しく別の機会に書こうと思うのですが、BLWだと、最初からいきなりある程度硬さのある食べ物を与えます。ピューレはしません!

知り合いのママの中には、完全にBLWのみで離乳食を進めている人もいますが、私も含めほとんどはスプーンで食べさせるのと並行してBLWを取り入れています。離乳食が始まってすぐの頃から、細長く切ったさつまいもや人参、ブロッコリーなどを柔らかく茹でたものを与えていました。自分で掴んで、口に入れて、噛んでみる。これだけでも赤ちゃんにとっては頭も手先も五感もフルに使う重労働なんですね。

現在生後6ヶ月半くらいですが、最近ではトーストしたパンや、リンゴ、バナナなんかも自分で掴んでモグモグ食べています。