読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

福岡んのロンドン暮らし

福岡人=Fukuokan の私からみたロンドン生活

オープンなイギリス王室から考える日本の皇室

眞子さまご婚約などで近日海外からも注目されている日本には天皇制。イギリスにも似たような王室制度がありますが、国民との関わり方は随分違う気がします。そこで今日はイギリスに来てから、王室と国民の関わり方で感じたことを少し紹介します。

 

イギリス王室のソーシャルメディア

まずはFacebookやInstagramなど、ソーシャルメディアでの発信力。Facebookページは370万いいね、Twitterも295万フォロワー。コメントを見ても、イギリス人の王室好きっぷりが伝わってきます。

さすがに女王陛下ご自身が書き込みをされることはほぼ無いようですが、2014年に一度科学博物館のイベントで書き込みをなさったそう。 

blog.twitter.com

また、昨年はハリー王子と一緒にビデオにご出演されて話題になりました。

 セリフこそ少ないものの、インパクトがでかすぎます。祖母である女王陛下のことを「ボス」と呼ぶハリー王子ですが、お二人のやり取りはやっぱり微笑ましいですね。

 

公式ウェブサイトも、モダンで、キラキラしてます。

f:id:nzi102:20170526022719p:plain

もちろんスマホ対応。女王陛下だけでなく、チャールズ皇太子ご夫妻のご活動、キャサリン妃自身が撮った子どもの写真なども投稿されています。宮内庁のウェブサイトと比較するとその差は歴然ですね。

f:id:nzi102:20170526022801p:plain

宮内庁の方はちょっと一昔前のデザインのままでちょっと残念です。

 

イギリス王室は、ソーシャルメディアなどを通して、上手に広報をしているなぁと感心します。一般の人にも王室を身近に感じてもらうには、ニュースや公式なスピーチばかりでなく、このような形でお姿を見せてくださるのが、現代社会には向いていますね。

 

イギリス王室の社会活動

イギリス王室は社会貢献にも大変積極的です。先の女王陛下とハリー王子のビデオも、王子が関わっているInvictus Gamesという、 退役軍人たち(特に兵役中で障害を負った人たち)向けスポーツイベントの広報用のものでした。

また、ウィリアム王子・キャサリン妃ご夫妻と、ハリー王子が協力して啓蒙活動に励んでいるのが、メンタルヘルスの問題。メンタルヘルスとは精神疾患だけでなく、ストレスやトラウマなどが引き起こす心の健康全般を指します。見るからにわかる病気や怪我をしている様子に比べて、まだまだ心の健康ってないがしろにされがちです。カウンセリングに行っているのは悪いことのような印象もありますし、心が弱いことは甘えであるかのように受け取られることもあります。そういうメンタルヘルスに関するネガティブな環境を少しでも変えたい、という思いで始まったご活動です。

先日はハリー王子ご自身が、母であるダイアナ妃を亡くしてから、いかに精神的サポートが必要だったかを訴えました。また、ウィリアム王子もレディ・ガガとメンタルヘルスについてご対談なさいました。幼いころに母親をあんな事故で亡くしてしまえば、もちろんトラウマにもなっていることでしょう。このようにお二人がオープンにご自身の心の健康についてお話をしてくださることで、「It's OK to Say - 心の問題があるってもっとみんな打ち明けていいんだよ」ということ、また対話を通して心の傷を癒やしていこう、というメッセージを国民に届けられました。

www.youtube.com

 

あまり自分の感情についてはオープンにしないのは日本の皇室でも、イギリスの王室でも同じ。なので、二人の王子がここまでオープンに過去の心の傷についてお話されたことについては賛否両論ありますが、これもまた、より国民のそばに寄り添う、新しい時代の王室と国民の関わり方なのかもしれません。

 

精神的な病といえば、日本の皇室でも雅子さまが長い間適応障害で苦しんでおられます。ご自身がまだご病気の間に、ご本人にこの問題について啓蒙活動を!なんていうつもりは、もちろんありません。しかし、宮内庁・日本皇室は、長年に渡り、ひょっとしたらメンタルヘルスへのこうした偏見を改善する機会を逃してしまったのかなぁ、という気もします。むしろ、適応障害やその他精神的問題への寛容度も、ご病気が長期化するとともに悪化さえしている気もして、残念です。

 

 

このように、イギリス王室、とくに若い世代の王家の皆さんは、現代に合った国民との関わり方を日々模索しているようすが伺えます。日本の皇室も、いろいろと政治的な議論がなされている今だからこそ、もっとオープンに、新しい国民との関わり方を模索してもよいのではないでしょうか。

ロンドンでの出産準備 マタニティ服編

妊娠7ヶ月ともなると、着れる服がずいぶん限られてきました。身長150cmほどの私は、妊娠前からイギリスで洋服を買うのは一苦労だったのですが、今回はマタニティ服を現地で調達する話。

幸い、ゆるいIT企業勤めで、クライエントに会わない日はかなりカジュアルな服装でよいので、最小限の買い足しでしのいでいます。費用を抑えるための作戦は、日本でも言えることだと思いますが、必要なものを必要なときに買う。いつ、どれくらいお腹が大きくなるかもわからないし、その頃の気候もわからないし、あまり急いで買い込まないことです。

私の場合、すぐに必要になったのはズボン、タイツ類、マタニティブラ、それからクライエントとのミーティング用の服でした。


というわけで、まずは足元。つわりが治まる頃には手持ちのジーンズたちでは苦しくなってきたので、動けるようになるとすぐにH&Mへ。H&Mは小さめのサイズもわりとそろっているほうです。ただ、悲しいかなアジア人の私たちには、ズボン類は一番小さいサイズでも、足の長さが足りないですね・・・。黒のジーンズは自分で裾上げしました。お腹周りの心地よさは抜群です。

 

H&Mで注意するのは、どの店舗もマタニティコーナーがあるわけではないということ!私はまだつわり中に、無駄に店舗から店舗をさまようはめになって大変でした。事前にネットなどで確認してから行きましょう。ロンドンだと例えばRegent Street店Brixton店などにマタニティ売り場があります。

f:id:nzi102:20170501155941p:plain

 

また、寒い期間が長いロンドン。マタニティタイツも買っておいて正解でした。もう5月なのにまだまだ手放せません。(先週の最低気温は3度。)タイツはちなみにJojo Maman BebéのものがH&M よりフィット感が数倍良いです。H&Mはタイツもまた長めなんですね。


ブラ類も、とにかく苦しくなったので早めに買い替えが必要でした。ここで一番役に立ったのはユニクロ!マタニティコーナーが無いからと侮ってはいけません。大きめのブラトップや、ワイヤレスブラは、本当に、本当に楽!!結局他のデパートで買ったマタニティブラは使わなくなりました。イギリスで展開していてくれてありがとう、ユニクロ!!

 

あとはクライエント用にH&Mでワンピースをひとつ購入。先述のタイツと合わせれば十分。

 

お腹がそこまで大きくなっていないので、幸いにもトップスはマタニティは最小限ですんでいます。今のところ、普通のセーターやシャツで、ワンサイズ大きなものを買えば十分なかんじです。大きなサイズはこの国ではいくらでも見つかりますからね。たまたま家にあった大きめのセーターなんかは冬場重宝しました。安くおさえるなら、近所のチャリティショップなどで古着を調達するのもありだと思います。

 

また、旦那のシャツのリメイクにも挑戦しました。身長差30cmの旦那の服は、普段なら長すぎるのですが、この余分な長さが大きくなってきたお腹にちょうどイイ!

f:id:nzi102:20170501162235p:plain

こちらは横幅が広めだったので、裾を少し切ってリボンに。前でも後ろでも結べるようにしました。そでは短く切ったので、ロールアップしてごまかします(苦笑)

 

f:id:nzi102:20170501162422j:plain

シワシワで申し訳ない・・・こちらはスモッグ風になってしまったけども、襟を切って、袖を少し詰めたくらいで、あとはそのまま。妊娠後期にも着れるように、長さに余裕を持たせています。スカーフやカーディガンで粗い縫い目は隠し隠し着てますが(笑)

 

赤ちゃんが大きくなるにつれて、気候も変わってくるので、最初から買いすぎずに、少しずつ必要なものを必要なときに買うようにするのが、費用をおさえるコツだと思います。お金はセーブした分、赤ちゃんのために使えると思うと、我慢しがいがあるかも?

これからまたお腹が一段と大きくなる頃には、願わくば、もう少し暖かくなっていてほしいところ。頼みの綱は旦那のTシャツです。

ロンドンでの出産準備 イギリスの産休・育休編

イギリスの小さなスタートアップ系のIT企業に勤めている私。今回の妊娠にあたって発覚したのは、うちの会社はまだ産休・育休制度が決まっていなかったということ!

 妊娠発覚後、うちのボスは「おめでとう!!・・じゃぁ、産休制度について、ちょっと調べてくれない?」と。ま、丸投げですか(笑)

 

ということで、今回はイギリスの産休 (Maternity Leave) についてまとめてみます。

 

産休 (Maternity Leave)

イギリス政府のウェブサイトによると、イギリスのママたちの産休・育休はこんなかんじです。

  • 産休・育休合わせて最長52週取ることができます。
  • そのうち最初の6週間は基本給の9割支払われます。
  • その次の33週間(7−8ヶ月)はお給料は出ませんが、週140ポンドくらい補助金が出ます。
  • 最後の13週間は無給です。

正直6週目以降は月々にもらえるお金がけっこう少なくて(月560ポンドは日本の消費感覚だと月5万円くらい)、早めに産休切り上げる人も多いようです。最後は無給だしね。

また、子供が一歳になるまで育児休暇の取れる日本と違い、イギリスでは産前・産後合わせての週数が決まっているので、産まれる前に休みを取りすぎると、赤ちゃんと過ごせる時間が減ってしまう、ということにもなります。このへんは、有給休暇と合わせてうまくやるしかないかと。

パパたちの育休

ちなみに父親側の方は、というと、同じくイギリス政府のウェブサイトによると:

  • 2週間父親の育児休暇(Paternity Leave)を取る権利があります。
  • この間も支払われるお給料はなし、週140ポンドくらい補助金のみ、となります。

そ、それだけ (・∀・)?!

 日本では実は育休は男性も子供が一歳になるまでとれるんですよね、使ってる人は少なそうだけど。

ikuboku.hatenablog.jp

と考えるとイギリスの制度は意外とケチ・・・?

とはいえ、Shared Parental Leave(共有育児休暇)という制度もあるので、もしママ側が52週まるまる産休を取らない場合は、パパとこの52週をわける、という方法もあるようです。(ママが最初の4ヶ月休んで、パパがその後3ヶ月休む、などができる。)

他企業の試み

大手企業では、法律で決められた産休制度より、もう少し良い条件を出してくるところも多いみたいです。例えばアクセンチュアでは産休中も32週間お給料が全額支払われる*1とか、TfL(ロンドン交通局)でもお給料が全額支払われる時期を26週まで伸ばしてくれるなど*2、産休を長く取りたいけど、お金の面で我慢しないといけないママたちをサポートすべく、対策が取られているようです。

企業間の取り組みを比較する、こんなブログもあるので便利です。

mapper.uk.com

また、GoogleやFacebookなど、アメリカの大手IT企業はどんどんパパ側の育休制度を整えているところです。しかもアメリカだけでなく、世界各地のオフィスでその福利厚生を振る舞うという太っ腹っぷり!3ヶ月パパもお給料全額もらいながら育休取れる、なんてのが普通になりつつあります。さすがです。

最終的に・・・

結局私は「6月中旬から3週間有給休暇、そして52週間の産休&育休」を申請しました。

ちなみに有給は、産休前にその年の分を使ってしまう権利はあるので、使い切りましょう!イギリスではよく「祭日も含めて28日有給休暇を与える」という契約になっていますが、その場合は育休中の祭日分も代理有給申請できます。*3 例えば、私の場合6月以降は3日祭日があるので(8月のバンクホリデー、クリスマス、ボクシングデー)、この3日分も有給として産休前に使います。


ヨーロッパのほうが進んでそうな育休制度ですが、思ったよりケチだな、というのがイギリス制度の正直な印象です(苦笑)。日本で産休・育休取った方、比べてみてどうですか?

ロンドンでの出産準備 出血(膣部びらん)編

妊娠中に出血?!と聞くと、なんだか赤ちゃんにものすごい問題があるんじゃないかと不安になりますよね。私も、妊娠中期に入ってから、時々生理の始まりのような出血があり、先日病院に行ってきたので、参考までにシェアします。

 

妊娠初期にも似た症状があったので(詳しくは以前のブログを↓)、正直またかよ、、というかんじですが。

fukuokaninlondon.hatenablog.com

今回の症状は

  • トイレに行ったときにうっすらと「あれ、血かな・・?」くらいの微量の出血から始まり、
  • 数滴分くらいおりものシートに血がついたり
  • 最終的にはポタポタっと小さじ1杯分くらいトイレで出血

というわけで、これはヤバイと、会社を早退して病院へ。

 

病院では相変わらずそうとう待たされましたが、

  • 血圧・心拍・体温測定
  • 胎児の鼓動確認
  • 助産師さんによる検査
  • 胎児の鼓動再確認

といった流れで検査がありました。エコーは無しです。前回ブログにも書きましたが、イギリスではエコーは基本的に2回のみ。少々の出血くらいじゃ追加のエコーはないです。妊娠中期〜後期は主に胎児の心拍数で診断が行われます。

 

結果、celvic ectropionという診断でした。最近までcelvic erosionとも言われていた症状ですが、日本語では「子宮膣部びらん」となります。

 

妊娠などでホルモンバランスが乱れた際、通常子宮頸部の内側にあるはずの細胞(皮)が、膣内に出てきてしまっている状態なんだそう。(英語のectropion は外反という意味。)で、この細胞がけっこう出血しやすい、と。詳しくはこのあたりの産婦人科の記事がわかりやすいです↓

https://www.shimodaira-ladies.com/gynecology/biran

 

「性交後はもちろん、便秘のときとか、トイレを我慢したとき、重い荷物を持ったときや、運動後なんかも出血してしまうことがあるわね。全く理由もなく出血することもあるし・・わかんないわね!」と開き直った助産師さん・・。でも確かに言われてみると、便秘気味のときの出血というのは心当たりが・・。

 

ちなみに、ほとんどの人は妊娠後自然と治るそうです。

 

「妊娠中たぶんまた出血があると思うし、ほとんどの出血はたぶんこれのせいだけど、万が一別の理由だといけないからね。今度また出血したら病院にいらっしゃい。出産までよく会うことになるかもねー。」と診断は締めくくられました。しばらく病院通いになりそうですが、自己判断じゃわからないから、仕方ないですね。

 

と、言っている側から、コレを書いている途中で、私は結局また出血してしまったため、再度病院へ。今回はびらん部に硝酸銀(silver nitrate)を塗布してもらいました。しばらくこれで止まるといいのですが。この処置は麻酔などもいらず、数分で終わるので、出血が頻繁な場合などはよく行われる処置のようです。

 

今回の学び:
妊娠中に出血があった場合、

  • まずは落ち着きましょう。血だ!と思うとパニックになりがちです。
  • どれくらいの量なのか(小さじ一杯より多いのか、数滴なのかなど)、どんな色なのか(茶褐色、ピンクなど)を病院で伝えられるようにしましょう。
  • 自己判断しないで、病院や助産師の指示を受けましょう。

 

あまり防ぎようもないのですが、とりあえずは便秘解消のためヤクルトを飲み始めました(笑)。イギリスでも売っているのを最近知ったので!(葉酸取れるように妊娠初期に見つけたかった・・・(;´д`)トホホ…)

http://af60e875e5ec40d5ff4a-214659bd019206ab75bc1d8b36491151.r33.cf1.rackcdn.com/34/53/07/34530790/ad_34530790_4f09384c32c5fb96_web.jpg

こちらでは「古代日本から伝わる魔法の飲み物・・ではなくて、科学に基づいた飲み物!」として売り出しています。いずれにしろ、おかげで今のところ体調はかなり良いです(´∀`*)♪

 

妊婦の皆さんで似た症状の皆さま、どうぞお大事に!

ロンドンでの出産準備 20週検診編

しばらく妊娠経過について書いていませんでしたが、いたって元気です!

先月は20週検診のエコー検査がありました。イギリスのNHS(国民健康保険)で検診を受ける場合、よっぽど何か異常が見られない限り、これが妊娠前最後のエコー検査となります。Σ(・∀・;)エッ?!

 

はい、と、書くと、日本の親や友達からは悲鳴が聞こえてきますね(汗)日本では毎回検診でエコーしてもらえるようですが、こちらでは基本的には10週と20週の2回のみです。もちろん、何かしら問題があれば対応はしてくれるので、私も前の投稿に書いたように、6週目でもエコーをしてもらい、これまで計3回エコー検査してもらったことになります。1回目のエコーについては前のブログをご覧ください ↓

fukuokaninlondon.hatenablog.com

 

NHSとは不思議なイギリスのシステムだとつくづく思うのですが、とにかく予算パツパツな医療システムなため、削れるところは削りまくっている、という印象です。加盟者はほぼすべて無料でサービスを受けられるので、あまり文句は言えませんが、、。(私もこれまでの検診、エコー検査、妊婦用ビタミン剤、予防注射はすべて無料です。)

 

さて、20週検診では、胎児の大きさを図って、希望者にはわかる範囲で性別も教えてくれます。我が家の性別は・・お楽しみで。あまりお腹が大きくなっていないので、ちょっと心配していましたが、胎児は平均サイズで、特に問題なし、とのことでした。ε-(´∀`*)ホッ この日はエコーの写真ももらえます。我が子の初めての写真・・感慨深いです。

 

この20週検診以降、いくつかやることがあります。

 

一つ目は、MAT B1 の申請です。要は妊娠証明書。病院に予定日を記載して、サインしてもらう用紙で、イギリスの会社に勤めている場合、これを提出すると、会社の人事部が産休や産休中のお給料などの手続きを始められるようになります。こんな用紙 ↓

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/image_data/file/54723/MAT_B1_specimen.jpg

問題はタイミングで、これを病院に請求できるのがこの20週検診以降、となっています。会社側はよく「妊娠20週〜25週中に提出するように」と言ってくるのですが、通常このエコー検診後、25週まで次の検診はないんですね(苦笑)。なので、エコーが終わったその足で MAT B1 までもらってくるのがベストかと思います。

 

もうひとつは、母親学級 (Antenatal Class)の登録。イギリス国民保険(NHS)が主催の母親学級は評判が良いので楽しみです。病院によって登録方法は違いますが、この辺では20週検診後メールでクラスに登録、という流れです。

 

妊娠生活も折り返し地点に入りました。いろいろと準備することも多いですので、またブログに報告できればと思います。

イギリスと日本のチャリティ番組比較(Red Nose Dayと24時間テレビ)

先日3月24日(金)はRed Nose Dayでした。これは、2年に一度行われるイギリスのチャリティイベントで、私は今回初めてイギリスでこれを体験することができました。3月に入るとこの日に向けてRed Nose (= 赤い鼻)をモチーフにしたバッグやTシャツなどのグッズがあちこちで販売され始め、様々なテレビ番組でも宣伝がされるようになり、ワクワク感が高まっていきます。

https://www.thesun.co.uk/wp-content/uploads/2017/02/nintchdbpict000298126643.jpg?strip=all&w=960&quality=100

24日当日は、Red Nose (赤い鼻)のカチューシャや、赤い鼻をつけた人も町中にチラホラ・・・。地下鉄の駅などでも募金を集める人が立っていました。

 

このイベントのクライマックスは夜BBCで放送される番組なのですが、日本の24時間テレビと比較するとわかりやすいかと思うので、少しまとめてみました。

 

番組構成の違い

24時間テレビはその名の通り24時間生放送なのに対し、Red Nose Day の番組は夜7時から深夜にかけて生放送。といっても、メインの番組は10時位までで、その後は一時間ずつくらいトークショーだったり、お笑い芸人のショーだったりが続く、というかんじでした。募金総額も10時位に発表されますが、その後の番組内でも引き続き募金を呼びかけていました。

 

「楽しく、普段チャリティに馴染みのない人たちにも参加してもらう」ことがモットーなため、Red Nose Dayの番組はほぼコメディ!今年の目玉は映画 Love Actually の「その後」についてのミニドラマでした。いやぁ、ヒュー・グラント、年取ったな・・・。それでも当時並におしりふりふり踊ってくれたのはさすが(苦笑)

http://akns-images.eonline.com/eol_images/Entire_Site/2015419/rs_1024x759-150519044834-1024.Hugh-Grant-Red-Nose-Day-JR-51915.jpg

個人的には、出演者とTwitterユーザーが真剣にどのビスケットが一番美味しいかを決める「ビスケット・ワールドカップ」のコーナーが、イギリスらしくて好きでした。さすが紅茶文化のイギリスですね(笑)

 

もちろん、チャリティ番組なので、コメディの合間には、寄付金が使われる分野の現状紹介がありました。全体的には24時間テレビほど「お涙頂戴」な要素は少ないですが、ところどころ、いいクリップで攻めてきます。今年は特に歌手のエド・シーランが良かったですね。リベリアの子どもたちの様子を見に行った彼ですが、帰り際には「この子達が安全なところで寝るのを見届けないと、帰れない」と、自費でスラムの子どもたちを安全な場所へ移動させたのです。賛否両論あるかもしれないけど、目の前の子供たちを置いてそのまま帰れなかった彼の熱いハートは素晴らしいのではないでしょうか。

 

寄付金

今年の Red Nose Day では7300万英ポンド(約102億円)という大金が集まりました。ちなみに昨年の24時間テレビの募金額は約887万円*1。二年に一度とは言え、金額が大分違いますね。

 

Red Nose Day当日の番組放送中は、電話、SNSメッセージなどで家から募金が行えます。特定の番号に特定のメッセージを送ると(例えば40001という番号に"GIVE MONEY" と送るだけで)、自動的に10ポンド募金がされ、料金は携帯料金支払い時に払う、という仕組みは、イギリスやアメリカの大きなチャリティーではよく取り入れられた方法です。

 

とはいえ、さすがに数時間の番組内でこれだけお金が集まるわけはありません。この日に向けて企業や学校で募金活動をするよう呼びかけが行われているので、そういう団体からの寄付金が大きいのだと推測しています。ウェブサイト内にも会社での寄付金集めの仕方など、一般の人が参加しやすいようマニュアルも用意されています。番組内では大企業からの巨額な寄付金も報告されていました。ブリティッシュ・エアウェイズ(航空会社)が700万ポンド以上、大手スーパーのセインズベリーは1100万ポンドも募金を集めたそうです。皆さんの行動力がすごいですね。

 

寄付金のその後

さて、集まったこの巨大なお金はこのあとどうなるのか、というのが大事なポイント。Red Nose Day の主催者はComic Reliefという非営利団体です。これから二年間をかけて、この団体がイギリスや世界各地のNGOに助成金という形でお金を分配していきます。(例えば、Health Poverty Actionというすでにエチオピアで女性教育の活動をしている団体に助成金を与える、など。)

 

もともとアフリカの飢餓・難民問題に対して「何かしなければ!」と感じたセレブやテレビ業界の人々が、80年台に始めたこのComic Reliefという団体。なので、今でもアフリカへの支援の比率は高く、マラリア対策、教育対策などを近年では行っている様子。しかし、近年ではイギリス国内の問題にも目を向けていて、シニア世代の支援、家庭内暴力、国内の貧富の差の問題などにも助成金を出しています。あくまでComic Reliefは、その強みである「募金を集めること」に特化し、実際の活動はそれぞれのスペシャリストたちに任せる、というイギリスのチャリティ文化らしい仕組みだと思います。国内・国外のそれぞれの非営利団体が育つ、良い仕組みですね。

 

一方24時間テレビの方は、24時間テレビチャリティー委員会というものが設立されていて、そちらでお金を運用しているようですね。支援分野は福祉、環境、災害支援。車椅子を購入したり、植林活動をしたりと、少し何かを購入するという活動が多い気もします。

 

両番組とも、それぞれ賛否両論あるかと思いますが、それぞれ普段チャリティにあまり関わっていない人を巻き込むという点では、良いのではないでしょうか。こういう番組をきっかけに、私たち一人ひとりができることを普段から行わねば、ですね。

ロンドンでの出産準備 妊娠初期検診編

今回は妊娠初期の検診について。イギリスでは通常妊娠初期(〜12週まで)に2回検診が行われます。

 

まずは8週目ごろに助産師さんとの面会。

この検診では、生活習慣(喫煙しているか、飲酒しているかなど)や家族がこれまでかかった病気(高血圧の家族はいるかなど)などについての問診があり、長い長いフォームを助産師さんと一緒に記入していきます。旦那さん側の家族の病気なども把握しておく必要があるので、一人で病院に行く場合は要注意です。我が家の場合、白人の旦那さんの家系には、日本では聞いたこともないような遺伝子の病気もあったりして、なかなか興味深かったです。

あとは血液検査と、尿検査(結果は後ほど)。私のように貧血起こして倒れなければ(苦笑)、一時間弱で面会は終わります。

 

この検診でも「実際に妊娠しているのか」というチェックは特にありません( ー`дー´)キリッ 私は6週間目頃にたまたまエコーしてもらいましたが(詳しくはロンドンでの出産準備 初期出血編)、そうでもなければ、この時点でも、自分が妊娠しているかどうかは、自宅での妊娠検査薬の結果と、最近体調が悪いのはつわりのせいだと信じること以外にないのです!もし早めのエコーをしてもらっていなかったら、絶対私は半信半疑だったと思う・・。

 

 

そしてついに11〜12週目にようやくエコー検診があります。

この検診での目的は以下の二点です。

1. 胎児の大きさを図って、より正確な予定日を把握する

2. 希望者にはダウン症・エドワード症候群・パトー症候群の検査をする

 

2.に関しては、血液検査と、エコー検査、妊婦の年齢を総合的に加味し、それぞれの症候群の「可能性」を出す、というものなので、「絶対にこの子はダウン症ではありません!」と保証するものではありません。これは日本でも一緒ですね。あくまでもこの子がダウン症の確率は10000分の1です、とかそういうレベルの数字が出ます。日本と違うのは、希望者はこの検査は無料でできる点でしょうか。(日本だと血液検査はお金がかかる?)病院に到着して、すぐに検査をするかしないかを問う用紙にサインを求められるので、事前にしっかり家族で話し合っておきましょう。

 

希望者は即、血液検査です。ここでも貧血起こして倒れた私ですが・・。前回の血液検査の結果も聞けばここでちょろっと教えてくれます。私はどうもヘモグロビンの数値が低めだったそうで、体重の落ち具合も "borderline" (ぎりぎり)だと言われました。鉄分取らねば。

 

そしてついにエコー。

前回ただの丸い卵だったのが、人の形になっているじゃないですか!小さな手足もできていて、心拍数も聞けて、感動もひとしお。くるくる羊水の中で動きまわっている、元気な様子が見れて、一気に「お腹の中に赤ちゃんがいる!!!」感が増します。自分のお腹の中で何かがこうやって育っていると考えると、本当に感慨深いです。

 

その後、エコーの感動にひたったまま、30分ほど血液検査の結果を待ちます。わりと結果が出るのは早いんですね。

 

結果を助産師さんと話し合って、この日は終了です。幸いエコーも血液検査も異常なしでした。良かった、良かった。

 

まだまだつわりの続く日々ですが、小さな命が頑張って大きくなっている様子を目の当たりにしたわけですし、頑張る力をもらった気がします。