福岡んのロンドン暮らし

福岡人=Fukuokanな私のロンドン生活。2017年7月から海外育児生活も始まりました。

イギリスでの保活:保育園、きまりました。

日本ではまた「保育園落ちた、死ね」の時期ですが・・我が家も実は最近、ついに娘の保育園決まりました。といっても、入園は7月なのでまだ少し先の話ですが。今日はロンドンでの保活について少し。 

入園時期は人それぞれ

日本は4月始まりのところが多いのですよね?こちらではプレスクールと言われる五歳くらいまでは、特にこの月から始めないといけないというのは無いみたいです。親の復職のタイミングに合わせて、入園できるところを探します。同じ月齢の子でも、まるまる一年育休を取った私は保育園は7月から、友人宅は育休手当が切れる3月から復職するので来週から保育園、などとバラバラです。なので、みんなが保活する時期もバラバラ。今週保育園見学に行ってる同じ月齢のママもいます。

日本では0歳の4月から保育園行かないと不利になる・・と聞いたことがありますが、よっぽどの人気どころじゃない限りゼロ歳から入らないと不利、というわけでも無さそうなかんじでした。あくまで空きがあれば入れる、という感じ。

 

週5日通わなくてもいい

ママ友と復職の話になると、必ず聞かれるのが「フルタイムで戻るの?」ということ。日本ではあまり聞かない質問ではないでしょうか。そしてかなりの確率で答えが「ノー」であることにも驚きます。子どもが幼いうちは、できれば子供との時間もしっかり取りたい。だから週5日フルで働くのではなく、週3日、4日だけ働くというチョイスが割と当たり前にあるように感じます。

保育園側も、当然「週何日通いますか?」と聞いてくるし、それによっての値段表も用意されています。

私も出産前はバリバリ週5日フルで働いてましたが、この夏からは週3日だけに変えてもらいました。もちろん様々な事情で産後もフルで働くママもいます。大事なのは、各家庭に合う働き方の選択肢がある、ということだと思います。

 

保育園ではない選択肢もある

スタートする月と、通園日数が決まったら、いよいよ預け先を探すことになります。パッと思いつくのは保育園ですが、なんせロンドンの保育園は高い!平均月1000ポンド超えるらしいです。3日しか通わせなくてもこれくらいするので、実際のところは私が復職してもほとんど給料は手元に残らないんですよね・・。

もちろんロンドン市民がみんなこんな高いお金かけて保育園に行かせられるはずもなく、他のオプションが存在します。

例えば、Childminderと呼ばれる人たち。これは個人宅で保育をする資格を持った人で、通常二人から三人くらいの子どもの面倒をみるようです。感覚としては超ミニ保育園。兄弟まとめて同じ人に預ける人もいるようです。

保育園にしろ、Childminderにしろ、Ofstedといわれる政府機関に認定され、定期的に検査が行われます。Outstanding(素晴らしい)・Good (良い)・Inadequate(改善が必要)などのスコアと、Outstandingレベルに達するには後は何をすればいいのか、など、事細かなレポートが作成され、ネットに数年分公表されるので、それらを参考にすることができます。

また、必ずしも安くはないですが、ベビーシッターに来てもらうか、住み込みで雇って、自分の家で面倒を見てもらう、というオプションもありです。住み込みのナニーなんて、さすがイギリス、メリー・ポピンズみたいですね。Au Pairという制度を使って、外国(主にEU他国)からベビーシッターの仕事をしにきている若い人も多いのです。友達宅とベビーシッターをシェアしてコストを割り勘する、なんていうのもありみたいです。

 

行きたい保育園が決まったら

近所の保育園を数軒見学して、目星がついたら、第一希望の園に即連絡を入れて、応募用紙を記入します。園によってはこの段階でAdministration Fee(管理費)なるものを取られるところもあるみたいですが・・我が家はDeposit(保証金)を支払って、席を確保し、なんだかあっけなく保活は終了しました。

徒歩10分、一クラス10人以下という、かなり小さな保育園ですが、アットホームな感じと、こじんまりとした雰囲気がステキなところでした。預けないといけないのは寂しいですが、きっと娘はここでいい時間をすごせるはず・・。それまでは、おうちで残りの育休を満喫したいと思います。

イギリスで離乳食を始めてみた

離乳食が始まると、一日が過ぎるのが早いですね(汗)。睡眠パターンも変わったりして、なかなかブログを書く時間も気力もない今日このごろ。

離乳食もまた、日英の文化の差の出る育児タスクの一つです。これまで気付いた日英の違いを紹介します。

初めての食べ物は?

日本だとまずは10倍がゆからというのが定番だと思います。

昨年末に近所のChildren's Centreで病院から派遣された栄養士による「離乳食入門」コースがあったので、参加してきました。そこで言われた最初にオススメの食べ物は・・・「いも」でした!さすが、イギリス(笑)

じゃがいも、もしくはさつまいもをピューレにしたものから始めましょうということでした。イモ類はアレルギーを起こす可能性も低いから、というのと、イギリスで売っているベビー用ライスは糖分もかなり含むので避けましょう、とのこと(注:パッケージを見る限りでは、そうでもなさそうですけどね)。

私の母などは、果汁から始めたようですが、コースでは甘い果物から始めるのはもってのほか!と指導をされました。

炊飯器のない我が家は日本のような白米をそもそもあまり炊かないので、結局さつまいもからはじめました。

展開は早い

日本だと3回食になるのは9ヶ月くらいまで待つのが一般的かと思います。それまでも10倍がゆから7倍がゆにして、野菜も少し食べさせて、タンパク質も徐々に増やして・・・とかなり段階を踏みます。

イギリスだと最初の「いも」からのステップアップが早い、早い。6ヶ月すぎたら、「ほとんどなんでも食べさせてOK」というスタンスなので、食べやすい硬さと大きさにさえなっていれば、肉も魚も、チーズもパンも、何でもありなかんじです。(注:もちろん、アレルギーの可能性もあるので、そのへんは慎重に。)

そして、7ヶ月目には3回食のリズムを作るように指導されます。ひぃ。ようやく朝・晩の離乳食が回るようになってきたのに、あと数週間でもう一食導入かと思うと、ちょっと不安になります。

No Sugar、No Salt

ノンシュガー、ノンソルト。つまりは砂糖も塩もなし!保育園でも給食はNo sugar, no salt です!と謳っているところは多いようですので、1歳すぎても塩分全くなしで育てるのは普通みたいです。

日本だと、一定の年齢をすぎると、どうしても味付けにお醤油が少し入ったりしますし、塩分に関してはもう少しゆるい気がします。(だから日本人はバリウム検査しないといけないんだと、旦那は言う・・・)

 

赤ちゃんが主導・Baby Led Weaning(BLW)

これは離乳食コースで奨励されたわけではないのですが、Baby Led Weaning というのはこちらではとても人気のある離乳食のススメ方です。

Baby-Led、つまりは赤ちゃんが主導の離乳食という意味で、従来のスプーンで親が食べさせる方法ではなく、赤ちゃんに食べ物を握らせて、自分で食べさせる方法です。これについてはまた詳しく別の機会に書こうと思うのですが、BLWだと、最初からいきなりある程度硬さのある食べ物を与えます。ピューレはしません!

知り合いのママの中には、完全にBLWのみで離乳食を進めている人もいますが、私も含めほとんどはスプーンで食べさせるのと並行してBLWを取り入れています。離乳食が始まってすぐの頃から、細長く切ったさつまいもや人参、ブロッコリーなどを柔らかく茹でたものを与えていました。自分で掴んで、口に入れて、噛んでみる。これだけでも赤ちゃんにとっては頭も手先も五感もフルに使う重労働なんですね。

現在生後6ヶ月半くらいですが、最近ではトーストしたパンや、リンゴ、バナナなんかも自分で掴んでモグモグ食べています。

英語のうた100曲チャレンジ #9: Once I caught a fish alive

英語のうたを100曲覚えようチャレンジ。今回はOnce I caught a fish alive 生きた魚を釣った話。

 

1から10まで数えるのを練習するのに使われるうたで、こんな感じの歌詞です。

One, two, three, four, five,
Once I caught a fish alive,

(1, 2, 3, 4, 5 生きた魚を釣り上げたのさ)
Six, seven, eight, nine, ten,
Then I let it go again.

(6, 7, 8, 9, 10 でもすぐに逃したんだ)
Why did you let it go?
Because it bit my finger so.

(なぜ逃したの?ー魚に指を噛かまれたからだよ)
Which finger did it bite?
This little finger on my right.

(どの指を噛まれたの?ーこの右の小指さ)

 

なぜこのストーリーで1から10まで数えるのかは全くもって謎です(笑)。こじつけとしか思えない。

しかも魚に噛まれるなんて、どんな魚を釣ったんだ、一体!!と思ったら、昔はFishの代わりにHare(野うさぎ)が歌詞に使われていたようです。確かにうさぎだったら噛まれるのももっと想像つくかも。

 


Nursery Rhyme - 1,2,3,4,5 Once I caught a fish alive

英語のうた100曲チャレンジ #8: Jingle Bells

ちょっといまさら感が半端ないですが、クリスマス前は忙しかったんです(汗)

12月は一生懸命英語のクリスマス・ソングを練習したので忘備録として。

 

日本語でもおなじみのジングルベル。英語だと一番はこんな感じ。

Dashing through the snow
In a one-horse open sleigh
O'er the fields we go
Laughing all the way
Bells on bobtails ring
Making spirits bright
What fun it is to ride and sing
A sleighing song tonight


Jingle bells, jingle bells
Jingle all the way
Oh what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh, hey
Jingle bells, jingle bells
Jingle all the way
Oh what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh

 

私はいつもBells on bobtails ringのところが覚えられなくて苦戦しました。Bobtailとは、短く切ったりおだんご頭のように結んだ馬のしっぽのことなのだそうです!なぜ馬が出てくるのか、と思ったあなた。英語版では「そり」はone-horse open sleighなので、一頭の馬が引いているそりなんですよ!

 

日本語で歌ってるときは、完璧にあのプラスチック敷いて斜面を滑るそりだと思いこんでました。こういうの↓

http://livedoor.blogimg.jp/imeruda_youchien/imgs/3/3/33f17f37.jpg

でも、本来はこういうそりなんですよ、たぶん

http://www.porterfieldsfineart.com/Images/One%20Horse%20Open%20Sleigh-De%20Wolfe72.jpg

 

全然イメージ変わりますね・・・。

赤ちゃん連れで映画鑑賞 〜イギリスで子育て〜

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もブログ頑張ります!

 

全くお正月感のないイギリスでは、1月2日から早速みなさん仕事に戻ってしまったのですが、赤ちゃん向けの幼児館などは今週まで開かないところが多かったので、先週はクリスマスロス、正月ロスで相当気分が落ちてしまいました。お天気も悪かったしね。イギリスの冬は鬱になりやすいというのも納得。

唯一やっていたのは映画、というわけで、赤ちゃん連れで映画鑑賞できるところに行ってきました。

 

ロンドンにはけっこうあちこちに赤ちゃん連れで行ける映画館があります。私が行ったのはPicturehouse系列の映画館。Big Screamという、1歳以下の子供連れの保護者のみ入れる映画を週に2回やってくれています。値段は通常のチケットより数ポンド安め。コーヒーも無料でくれるのでちょっとお得。

子供連れの映画というと、日本ではどうしてもドラえもんやらアンパンマンなど子供向けの映画を見る、というイメージですが、こちらの「赤ちゃん連れOK」の映画は、普通に大人向けの映画を上映しています。(もちろん、幼児向け映画の日は、子供向けの映画が上映されます。)

なので、先週私が見に行ったのはヒュー・ジャックマン主演のグレイテスト・ショーマン。おっと、これはまだ日本未公開なのですね。


映画『グレイテスト・ショーマン』予告D

 

年末年始はスター・ウォーズもやってましたが、ちょっと日程が合わず見れませんでした。残念。まぁ、赤ちゃんだからよくわからないとはいえ、あまり暴力の多いものには連れて行きたくないですけどね。気にしない人は普通にスリラーとかアクションにも連れていっているみたいです。ちなみに、グレイテスト・ショーマンはファミリー向けのミュージカル。ハイスクール・ミュージカルのイメージが強かったザック・エフロンがおっさんになっててちょっとびっくりした・・という話はおいといて・・。

 

赤ちゃん連れOKの日は、いろいろと配慮がされています。例えば、音量は赤ちゃんも大丈夫なように少し小さめ。私はむしろ普通の映画でもコレくらいの音量で十分だと思うのだけど。会場は上映中も真っ暗にはならず、少し明かりがついたままなので、赤ちゃんの様子がチェックできるようになっています。また、チケットは完売せず、一人で複数イスが使えるくらいの余裕があるように調整してあります。赤ちゃん連れだと荷物も多いし、助かります。

もちろん、上映中に赤ちゃんがぐずったら、ウロウロしても大丈夫。通路にシートを敷いて寝かせたり、遊ばせたりしているお母さんもいました。授乳もその場で大丈夫。おむつも替えてる人もいましたね。何でもありです、ホント。我が子はちょっと寝ぐずりしまくったので、気が小さい私はちょっと外に出てしまいましたが。それでも映画半分以上は見れたと思うので、わりと満足です。

休日のBig Screamはパパの参加率もだいぶん増えます。子どもが生まれる前はデートでよく映画に来ていた、なんていうカップルには特に人気です。私みたいに普段は全然映画なんて行かないのに、育休中にちょっと大人向けのことがしたくて行ってしまう人もいるんじゃないかと思います。

 

映画館によっては、ちょっと一昔前の映画を上映して、赤ちゃん連れOKにしているところもあります。そういうところだと、チケットは普通の映画の半額くらいだったりするみたいです。

赤ちゃんが生まれたら映画なんて見れないと思っていましたが、こういうサービスが普通に提供されているのは、ありがたいです。映画館としては平日あんまり人がいないときにお客さんが入るし、親も嬉しいし、まさにWin-Winです。

英語のうた100曲チャレンジまとめ

子どもができて気付いたこと。それは、英会話はできるけど、子どものときに英語に触れていないから、子供向けの英語文化を全く知らないということ。

赤ちゃん向けのイベントに行っても、みんなが歌っているうたがわからない!みんなが知ってる昔話とか絵本もわからない!これから西洋で生きていくであろう娘がコレじゃ困るだろう・・・と、私が今頑張らねば!!というのがきっかけで、この英語のうた100曲チャレンジをはじめました。

公文では「うた200 読み聞かせ1万 賢い子」という言葉があるそうです。じゃぁ日本語のうた100、英語のうた100は覚えさせたい、と思いゴールは100曲に設定しました。

 

実際に始めてみると、私も新しい単語を学べるし、英語のリズムの勉強になるし、文化背景なんかも知れて、一石二鳥も三鳥も取れてるお得感満載です。ブログでは歌詞だけでなく、振り付け、単語、うんちくなんかも書いてみています。

英語のうた100曲

リストは随時更新していきます。リンク先はブログ記事です。

  1. Wheels on the Bus
  2. Row Row Row Your Boat
  3. Zoom Zoom Zoom We Are Going to the Moon
  4. Wind the Bobbin Up
  5. Big Red Bus
  6. The Grand Old Duke of York
  7. I'm a Little Teapot

お義母さんの帰ったあとは

12月頭からオーストラリアから来てくれていた旦那のお母さんが本日帰国。

お義母さんとの生活って、やっぱり少し息苦しいところもあるのだけど、1ヶ月も一緒に住んでると、その新しいリズムに慣れている自分に驚く。お義母さん来たばかりの頃は、親子三人でのこれまでの生活リズムに戻れるのを楽しみにしていたはずなのに。

年明けて、旦那が仕事に戻ったら、平日はまた赤ちゃんと二人きりなんだなぁ。自分のペースでまた家事やらなんやらできるのは、楽しみだったはずだし、お義母さんが来る前はうまくやっていたのに、今はひたすら不安しかない。子育てってやっぱり一緒にやってくれる人がいればいるほど楽なんだな、、。

 

普段は海外生活は楽しいし、不便だと思うことはあまりないんだけど、こういうときは家族から離れて暮らしているのが虚しくなる。我が家は毎年オーストラリアと日本にだいたい交互に帰国しているから、来年はオーストラリアに帰る予定もなし。「次に会うときは娘ちゃん2歳とかかしら」と帰っていったお義母さん。生後5ヶ月から2歳の差はデカイ。私も娘の成長をしばらく近くで見てもらえないのは悲しい。

日本かオーストラリアに住むとなったとしても、もう片方の親は孫の成長を長いことみれないわけで。国際結婚だから仕方がないこと、最初からわかっていたはずのことなんだけど、いざ子どもができると、遠く離れている距離が一層遠く感じられる。クリスマスやお正月など、家族が揃うはずの行事のときもしかり。私が一番ホームシックになってしまう時期だ。

 

元日までは旦那も休みだし、あと数日ペースを整えつつ、新年を迎えたいと思う。