赤ちゃん連れで映画鑑賞 〜イギリスで子育て〜
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年もブログ頑張ります!
全くお正月感のないイギリスでは、1月2日から早速みなさん仕事に戻ってしまったのですが、赤ちゃん向けの幼児館などは今週まで開かないところが多かったので、先週はクリスマスロス、正月ロスで相当気分が落ちてしまいました。お天気も悪かったしね。イギリスの冬は鬱になりやすいというのも納得。
唯一やっていたのは映画、というわけで、赤ちゃん連れで映画鑑賞できるところに行ってきました。
ロンドンにはけっこうあちこちに赤ちゃん連れで行ける映画館があります。私が行ったのはPicturehouse系列の映画館。Big Screamという、1歳以下の子供連れの保護者のみ入れる映画を週に2回やってくれています。値段は通常のチケットより数ポンド安め。コーヒーも無料でくれるのでちょっとお得。
子供連れの映画というと、日本ではどうしてもドラえもんやらアンパンマンなど子供向けの映画を見る、というイメージですが、こちらの「赤ちゃん連れOK」の映画は、普通に大人向けの映画を上映しています。(もちろん、幼児向け映画の日は、子供向けの映画が上映されます。)
なので、先週私が見に行ったのはヒュー・ジャックマン主演のグレイテスト・ショーマン。おっと、これはまだ日本未公開なのですね。
年末年始はスター・ウォーズもやってましたが、ちょっと日程が合わず見れませんでした。残念。まぁ、赤ちゃんだからよくわからないとはいえ、あまり暴力の多いものには連れて行きたくないですけどね。気にしない人は普通にスリラーとかアクションにも連れていっているみたいです。ちなみに、グレイテスト・ショーマンはファミリー向けのミュージカル。ハイスクール・ミュージカルのイメージが強かったザック・エフロンがおっさんになっててちょっとびっくりした・・という話はおいといて・・。
赤ちゃん連れOKの日は、いろいろと配慮がされています。例えば、音量は赤ちゃんも大丈夫なように少し小さめ。私はむしろ普通の映画でもコレくらいの音量で十分だと思うのだけど。会場は上映中も真っ暗にはならず、少し明かりがついたままなので、赤ちゃんの様子がチェックできるようになっています。また、チケットは完売せず、一人で複数イスが使えるくらいの余裕があるように調整してあります。赤ちゃん連れだと荷物も多いし、助かります。
もちろん、上映中に赤ちゃんがぐずったら、ウロウロしても大丈夫。通路にシートを敷いて寝かせたり、遊ばせたりしているお母さんもいました。授乳もその場で大丈夫。おむつも替えてる人もいましたね。何でもありです、ホント。我が子はちょっと寝ぐずりしまくったので、気が小さい私はちょっと外に出てしまいましたが。それでも映画半分以上は見れたと思うので、わりと満足です。
休日のBig Screamはパパの参加率もだいぶん増えます。子どもが生まれる前はデートでよく映画に来ていた、なんていうカップルには特に人気です。私みたいに普段は全然映画なんて行かないのに、育休中にちょっと大人向けのことがしたくて行ってしまう人もいるんじゃないかと思います。
映画館によっては、ちょっと一昔前の映画を上映して、赤ちゃん連れOKにしているところもあります。そういうところだと、チケットは普通の映画の半額くらいだったりするみたいです。
赤ちゃんが生まれたら映画なんて見れないと思っていましたが、こういうサービスが普通に提供されているのは、ありがたいです。映画館としては平日あんまり人がいないときにお客さんが入るし、親も嬉しいし、まさにWin-Winです。
英語のうた100曲チャレンジまとめ
子どもができて気付いたこと。それは、英会話はできるけど、子どものときに英語に触れていないから、子供向けの英語文化を全く知らないということ。
赤ちゃん向けのイベントに行っても、みんなが歌っているうたがわからない!みんなが知ってる昔話とか絵本もわからない!これから西洋で生きていくであろう娘がコレじゃ困るだろう・・・と、私が今頑張らねば!!というのがきっかけで、この英語のうた100曲チャレンジをはじめました。
公文では「うた200 読み聞かせ1万 賢い子」という言葉があるそうです。じゃぁ日本語のうた100、英語のうた100は覚えさせたい、と思いゴールは100曲に設定しました。
実際に始めてみると、私も新しい単語を学べるし、英語のリズムの勉強になるし、文化背景なんかも知れて、一石二鳥も三鳥も取れてるお得感満載です。ブログでは歌詞だけでなく、振り付け、単語、うんちくなんかも書いてみています。
英語のうた100曲
リストは随時更新していきます。リンク先はブログ記事です。
お義母さんの帰ったあとは
12月頭からオーストラリアから来てくれていた旦那のお母さんが本日帰国。
お義母さんとの生活って、やっぱり少し息苦しいところもあるのだけど、1ヶ月も一緒に住んでると、その新しいリズムに慣れている自分に驚く。お義母さん来たばかりの頃は、親子三人でのこれまでの生活リズムに戻れるのを楽しみにしていたはずなのに。
年明けて、旦那が仕事に戻ったら、平日はまた赤ちゃんと二人きりなんだなぁ。自分のペースでまた家事やらなんやらできるのは、楽しみだったはずだし、お義母さんが来る前はうまくやっていたのに、今はひたすら不安しかない。子育てってやっぱり一緒にやってくれる人がいればいるほど楽なんだな、、。
普段は海外生活は楽しいし、不便だと思うことはあまりないんだけど、こういうときは家族から離れて暮らしているのが虚しくなる。我が家は毎年オーストラリアと日本にだいたい交互に帰国しているから、来年はオーストラリアに帰る予定もなし。「次に会うときは娘ちゃん2歳とかかしら」と帰っていったお義母さん。生後5ヶ月から2歳の差はデカイ。私も娘の成長をしばらく近くで見てもらえないのは悲しい。
日本かオーストラリアに住むとなったとしても、もう片方の親は孫の成長を長いことみれないわけで。国際結婚だから仕方がないこと、最初からわかっていたはずのことなんだけど、いざ子どもができると、遠く離れている距離が一層遠く感じられる。クリスマスやお正月など、家族が揃うはずの行事のときもしかり。私が一番ホームシックになってしまう時期だ。
元日までは旦那も休みだし、あと数日ペースを整えつつ、新年を迎えたいと思う。
赤ちゃん連れでの初国内旅行:コッツウォルズ地方
12月はお義母さんが来ていたり、クリスマスだったりでイギリスも師走感がすごく、あっという間に一ヶ月がすぎてしまいました。そんな中、クリスマス前にミニ旅行でコッツウォルズ地方に行ってきました。生後4ヶ月の娘を連れて初めてのドライブ&お泊りということで、親のほうがドキドキしていました。
コッツウォルズ地方は、ロンドンから車で2時間ほどのところ。地図でいうとこの辺。
たかが2時間、されど2時間。ロンドン市内を脱出する前に特大う◯こはするし、赤ちゃん連れだとなかなかスムーズにはいかないものですね。車はSixtからレンタル。ベビーシートも一日£10くらいで借りられました。あんまりきれいなもんじゃなかった気がしましたが、あまり問題なく寝てくれたので良しとします・・・。
宿はAirbnbでコテージを予約。ベビーベッド(Crib)、洗濯機(&乾燥機があるとベター)、お風呂(シャワーだけじゃなくて)があるところで候補を絞りました。Airbnbだとベビーベッドがあるかもすぐわかるので便利。もう少し大きくなったらベビーチェアがあるかも確認できますね。
私達が泊まったのは老夫婦の住むお家の敷地内にあるコテージ。車庫の二階が2LDKのアパートになっていました。クリスマスの飾りもきれいにしてくれていて、本当にお家にお泊まりに行っている感じ。
コッツウォルズ地方は、この地域特有の黄色っぽいライムストーンを使った建物が、独特な雰囲気を作り出しています。小さな村が丘を越えて点々とあるかんじ。村巡りするだけでも楽しいです。町によっては歩道も狭いし、石畳がボコボコだし、店は狭いしで、バギーだとちょっと大変でした。抱っこひものほうがベターかもです。
食事は、どのカフェも子連れでほぼ問題なかったです。一番のおすすめはStow on the WoldにあるLucy's Tearoom。ベビーチェアも、オムツ替え台もありましたし、バギーでも入れるスペースでした。ブリーチーズたっぷりのパニーニが激ウマ。
スコーンはHuffkinsの方が断然美味しかったですけどね(笑)HuffkinsはStowにもBurfordにもあります。Burfordの方に行った際には、ぜひBurford教会にも行ってみてください。
自然もたくさんなこの地方。時期が良ければ森のお散歩も良いと思います。12月は流石に寒かったので、私たちはBroadway Towerだけちょろっと行ってきました。
タワーからの眺め。霧がかかった丘は神秘的。
赤ちゃん連れの旅行は、やっぱり夫婦だけの頃のように予定をびっしり詰めることはできませんが、違った楽しみ方ができたように思います。今度はどこに行こうかな♪
英語のうた100曲チャレンジ #7: I'm a little teapot
今日の曲は紅茶の国イギリスらしい、I'm a little teapot という、ティーポットのうた。(と思ったら、実はもともとアメリカの曲らしい(笑))
歌いながら、ティーポットになるフリをします。
I'm a little teapot, short and stout
Here's my handle (ここで片手を腰に当てて、ティーポットの握り手のフリをする)
Here's my spout (ここでもう片方の手を伸ばして、ティーポットの注ぎ口のフリをする)
私は小さくて太っちょのティーポットよ、と。Stout はかっぷくのよい、とか太っちょとか言う意味。ここが持ち手で、ここが注ぎ口、と。Spout はこの場合注ぎ口です。動詞だと、噴き出すとかいう意味の時もあります。
続けて・・・
When I get all steamed up, hear me shout
蒸らし終わったら、呼ぶからね!と。ただ、この太字の部分は歌う人によってけっこうバラバラで・・・汗。要は「お茶ができたら、呼ぶからね」ということなんですが、
When I see the tea cups
When the tea is ready
When the kettle is boiling
などなど・・・。でも最後のKettle is boiling(やかんが沸いたら)という時点では、ポットの中にはお茶っ葉しか入ってないから、お茶はできてないじゃないか、という指摘はネットでもあって、なるほど確かに・・というかんじです。
最後に、
Tip me over and pour me out
私を傾けて、お茶を注いでね、と。ここで注ぎ口の方の手を下げて、お茶を注ぐ真似をします。
I'm A Little Teapot (with lyrics) - Nursery Rhymes by EFlashApps
Baby Sensory:イギリスで人気の赤ちゃん向けの習い事
今日はちょっと英語のうたチャレンジはお休みして、こちらでの習い事について。
イギリスでは、産後わりとすぐから、どんどん赤ちゃんもママも外に出るように指導されるのですが、その分赤ちゃん向けのイベント・お教室も数多く存在します。そんな中、人気なのはBaby Sensoryクラス。Sensoryとは感覚とか知覚という意味なので、要は赤ちゃんの五感を楽しく刺激するのが目的のクラスです。無料のものから、有料のものまでいろいろと種類もありますが、今日は我が家が通っている無料のクラスについて。
イギリスでは各地区にChildren's Centreといわれる、児童館・幼児館的な施設があります。我が家の近所の施設にはたまたまSensory Roomと言われる部屋があって、週一回0歳時に無料で開放してくれます。
写真禁止なので実際の様子をお見せできないのが残念ですが、頑張って説明します・・
部屋全体は薄暗くしてあり、光が出るものがよく見えるようにしてあります。海の音がずっと流れていて、赤ちゃんにはイイかんじのホワイトノイズになっています。
この部屋の一番の目玉は、泡が出る水槽。どの子も部屋に入ったらまずはこれに目が釘付け!下からボコボコと常に泡が出てくる装置で、ライトで水槽内の色も様々に変化します。このお部屋のものじゃないけど、こんなかんじ:
水槽の周りで腹ばいさせると、赤ちゃんは泡見たさに一生懸命首をあげるので、良い運動になります。
また、床には光るケーブルが天の川のように置いてあり、こちらも色が次々に変わるので、赤ちゃんは興味深々。こちらも、実際に私が行っているところではないのですが、イメージはこんなかんじ。
これだけでもうちの子は最初はお腹いっぱいというか、刺激されまくってぽかんとしてましたが、この部屋でのメインのアクティビティは、Treasure Basket(宝のバスケット)で遊ぶこと。
バスケットの中には、家の中から集めてきたような調理器具や、スポンジ、ブレスレットや包装紙などのガラクタたちが入っています。要は、赤ちゃんに興味があるものを選ばせて、自由に遊ばせるという、ただそれだけなのですが、わざわざ買ったおもちゃを与えないところがミソなのかもしれません。イメージはこんな感じ;
肌感の違うもの、重さの違うもの、いろいろなものに触れさせる、なめさせる、叩いて音を出してみる・・・それだけで赤ちゃんには刺激になります。月齢を重ねるにつれて、自分で握れるものも増えてくるし、興味を示すものも変わってくるのでおもしろいです。自宅でもいろいろ集めればできるので、今からあれこれ捨てずにバスケットに集めているところです。(注:もちろん、棒状のものやリボンなど、赤ちゃんだけでは危ないものも多いので、ご自宅でやる場合は目を離さないように・・・)
英語のうた100曲チャレンジ #6: The Grand Old Duke of York
英語の子どものうたを100曲覚えようチャレンジに挑戦中!
今日のうたは元気なマーチ The Grand Old Duke of Yorkという曲。自分で立てる子は立って、赤ちゃんは抱っこしてる人が立って歌うと良いです。元気に足踏みしながら最初の部分を歌います。
Oh the grand old Duke of York
He had ten thousand men
He marched them up to the top of the hill
And marched them down again
偉大なヨーク公爵には一万人の兵隊がいて、丘の上を登ったり降りたりさせていた、と。
このあと、兵隊が登ったり降りたりする歌詞に合わせて、足踏みしながら背伸びをしたり(赤ちゃんの場合は高い高いをしてあげる)、しゃがんだりします。
And when they were up they were up
And when they were down they were down
And when they were halfway up, they were neither up nor down
Neither は Nor とペアで使う、と。文法の復習にもなりますねw
ちなみに現在のヨーク公爵はアンドリュー王子という人だそうです。チャールズ皇太子の弟ですね。代々、国王・王女の次男が受け継ぐのだそうです。この曲のモデルになったどのヨーク公爵か、というのは諸説あるようですが、18世紀末のフレデリック王子のことではないか、というのが一番定説なのだそう。歴史の勉強にもなるなんて、なんてためになる曲(笑)でもまぁ、こうして童謡を通して、子供の時から文化って頭に入っていくんですよね。